『第2回 六羽川 水の旅』

 平成17年度から始まったこの活動は、学校の近くを流れる農業用水路が、どのような役割をしていて自分たちの生活とどんな関わりがあるのかを学ぶために、次世代を担う子ども達や先生方が、実際に水土里ネットを「観て・触れて・感じる!」を体験した活動です。

1.開催日 平成18年6月30日(金)
2.参加者 平川市立小和森小学校4年生児童 51名
3.行 程
ひきざがわごうりゅうちてん たきもとぜきとうしゅこう
 出発式 引座川合流点 滝本堰頭首工
ひらかわだいいちとうしゅこう はやせのだむ
平川第一頭首工 早瀬野ダム
  ようすいかんり
 用水管理センター  帰校式

1.出発式

教頭先生のおはなしの後、児童代表が「一生懸命に勉強してきます!」と元気にあいさつ。

たくさんのスタッフが皆さんをご案内します。

バスに乗って、いよいよ出発!

2.引座川合流地点・・・六羽川の役割(その1)

ひきざがわ

 ここでは、六羽川が畑や田んぼで必要のなくなった水や雨水などを引座川まで運んで、洪水から作物などを守る大切な役割をしていることを学習しました。
 子どもたちは、六羽川の水が引座川と合流した後、さらに平川と岩木川に合流し最後には日本海に流れていくことに驚いた様子でした。

引座川と六羽川の合流地点

スタッフが作成した手作りの資料で熱心に学習しました。

3.滝本堰頭首工・・・六羽川の役割(その2)

 ここでは、六羽川が約200ヘクタールの畑や田んぼに水を送る大切な役割をしていることを学習しました。
 畑や田んぼに水を送るために、六羽川の水を大きな鉄の扉でせき止めている頭首工の仕組みについて学習しました。

スタッフが親切、丁寧に概要を説明します。

4.平川第一頭首工・・・六羽川の水源を訪ねて(その1)

たきもとぜきとうしゅこう

ひらかわだいいちとうしゅこう

 平川第一頭首工は、六羽川に流す水を平川から取り入れるための頭首工です。ここでは、大きなゴムのチューブを空気で膨らませて川の水をせき止めていることや、魚が頭首工の上下流に行き来するための魚道と呼ばれている構造について学習しました。

直接水を取り入れる取水口には、沢山のゴミが付着します。先生にゴミ処理の体験をしてもらい、近年問題になっているゴミの不法投棄についても学習しました

「この計器は何?」普段見ることがない操作室では、質問が沢山ありました。

5.昼食タイム

後半もがんばるゾー

手作りのお弁当でみんな仲良く昼食です。

6.早瀬野ダム・・・六羽川の水源を訪ねて(その2)

はやせの

 春の雪解け水や雨水を貯めて、平川に流れる水が少なくなった時に、大鰐町から五所川原市までの3市3町1村に跨る約5,000ヘクタールの畑や田んぼに水を送っている農業用ダムです。

「六羽川の水は、こんなに遠くから流れて来るんだ!」みんな驚いた様子です。

操作室には沢山の機械があります。子どもたちは、いろいろな質問をして、一生懸命メモをとります。

4年2組の子どもたち
4年1組の子どもたち

7.中央管理センター

 これまで学習してきたダムや頭首工などを集中管理しているセンターです。ここでは電話回線を使って遠くにあるゲートを動かして、効率よく水を配分している仕組みについて学習しました。

操作室にある大きなパネルを使って、一日のまとめをしました。

ミニ水族館で平川に住んでいる魚を観察!

水難事故を未然に防止するため、安全管理啓発用の映画鑑賞をしました。

8.帰校式

無事に帰校!少し疲れた様子です。

「今日1日ありがとうございました。」

後日、参加した子どもたちから、たくさんの感想文がよせられました。
ひらかわ水の旅 中央管理センター見学会 水土里ツーリズムin石川
感想文(PDFファイル)をご覧になるには、AdobeReaderが必要です。左のアイコンをクリックすると無料でダウンロードできます。